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何故BFは後攻を取る方が良いのか

こんにちは。ヴァーミと申します。
今回は僕が最近のBFについて思っている事、特に「何故BFは後攻を取る方が良いのか」について話していきたいと思います。BFを少し使った事がある、もしくは今使っている前提で話している部分もあるので、「テーマに興味はあるけどまだ良く分かっていない」という人には少し難しい話になるかもしれませんが、最後までお付き合いいただければと思います。また、何かありましたらコメント欄もしくはTwitterで質問してもらえればと思います。

さて、「何故BFは後攻を取る方が良いのか」を説明する為にはまず、BFというテーマが先攻で何ができて、何が問題なのかにについて話す必要があります。

基本的に先攻のBFは「シムーンを使う動き」と「シムーンを使わない動き」の2種類に分けられます。シムーンの効果を使用するとエンドフェイズまでEXデッキから闇属性しか出せなくなるので、闇属性のみ使う動きか闇以外も使う動きに分かれるという事ですね。しかし、と闇属性縛りの中で出せるまともな制圧モンスターがサベージ、バルディッシュ+霧剣、マスカレーナからのユニコーン、そしてヴェルズ・ナイトメアくらいしかない他、初手にシムーンを轢けるとは限らないので、基本的にはシムーンを使わない動きが基本になるかと思います。

シムーンを使わない場合、ワイズストリクスを絡めて王神鳥シムルグもしくはラスティバルディッシュを使う展開がメジャーです。王神鳥シムルグを使う場合は巨神鳥+雷鳥(所謂無限妨害)か、烈風の結界像いずれかと共に攻撃誘導効果を持つアストラムを並べるのが目標になります。また、可能であればサイバードラゴンインフィニティやヴァレルロードSドラゴンで盤面の補強を目指します。シムルグではなくバルディッシュを用いる場合は、巨神鳥や雷鳥の部分が最終盤面から消える代わりに、幻影霧剣が盤面に加わりモンスターと罠の両方で制圧する事が可能です。

展開例:

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シムルグとバルディッシュどちらの展開にせよ、必ず通る必要があるのがワイズストリクス+4エクシーズ(フォースストリクス・レイダーズナイト)の盤面になります。4エクシーズの効果を使いつつワイズの効果でRUMをセットし、使用済みのワイズをシムルグかバルディッシュの素材にして展開をする流れになります。

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ワイズ+4エクの盤面を作る為には、単純計算で「ワイズの素材になる闇鳥獣2体」と、「ワイズで呼ぶモンスターと共にX素材になるLV4」の合計3枚が必要になります。なので、初手にBF×2+LV4を揃える事が展開の基本になります。例えば、ゲイル+ハルマッタン+ブラストや、ゲイル+アウステル+黒い旋風といった手札が良いという事になります。また、初手に精鋭のゼピュロスがある場合はゼピュロスが1体で闇鳥獣1体分とLV4の合計2体分の役割を果たすので要求値が下がり、ゼピュロス+BFの2枚でも展開が可能になります。

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総括すると、先攻のBFは基本的に3枚初動で、ゼピュロスを引いている場合に限り2枚初動になります。40枚デッキで3積みのゼピュロスを初手に引く確率は約3割なので、殆どの場合3枚初動を要求される事になります。この「3枚初動が基本」というのが現代遊戯王においては非常に重く、相手に先攻を取られた際必要になる手札誘発と、逆に相手に誘発を使われない為の墓穴の指名者や抹殺の指名者(とその的)を採用する事を考えると、構築難易度はかなり高くなります。基本的に相手は初手に誘発が1枚はひけるようにデッキを構築していると思うので、BF側が勝つ為には毎度じゃんけんに勝って先攻を取ったうえで初手に「BF×2とLV4と誘発を防ぐカード」の4枚を引き続けなければいけません。BF使い達はこの問題を解決すべく古来より様々な手段で手札を水増ししてきました。闇の誘惑で除外したBFをアウステルで蘇生したり、強欲で貪欲な壺を採用するのがその一例ですね。しかし、強欲で貪欲な壺の例を取ってみると、先攻展開の鍵となる巨神鳥や結界像、幻影騎士団を除外してしまう為お世辞にも安定するとは言えません。その他のカードでも細かい工夫は可能ですが、究極的には「やはり3枚初動は揃えるのが大変」という結論になると思います。

ここまで長々とBFは「ワイズ+4エクを作る為に手札を3枚要求されるのがしんどい」という事を説明してきましたが、実は同じ盤面をより少ない手札で作れるテーマがあります。そう、月光ですRRです。同じ闇鳥獣テーマでありながら、RRにはゼピュロス同様1枚で2枚になれるLV4が3種類存在し、大半がLV4で統一されている為4エクシーズも作りやすいです。よって、BFでは2枚初動がゼピュ+BFの1種類のみで残りは3枚初動しか無いのに対し、RRにはトリビュートレイニアス+LV4か闇鳥獣、ミミクリーレイニアス+LV4か闇鳥獣、レイダーズウィング+LV4、召喚権を使わないLV4×2の4種類の2枚初動があり、非常に安定します(記事の最後に展開例を1つ載せておきます)。

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BFより2枚初動が4倍ある分、必然的に採用しなければならないモンスターの総数数は減ります。デッキのモンスターの数を減らさない場合は浮いた分のモンスターを使って誘発貫通をする事が可能ですし、減らした場合は手札誘発の枚数を増やし、サイドチェンジも楽にする事ができます。さらに、RRには展開の途中にモンスターをメインとEXから1体ずつ呼び出せるアーセナルファルコンと、そこからモンスターを1体蘇生できるストラングルレイニアスがあるので、「BFより1枚少ない手札でより強い盤面を作る」事が大抵の場合できてしまいます。さらにさらに、BFデッキでフォース・ストリクスのサーチ先として重宝されているレイダーズウィングやシンギングレイニアスはRR名称なので、当然RR入れた方が事故札になり辛いです。RRに出せなくてBFに出せるのはハリファイバーくらいですが、シムルグ・バルディッシュを目指す場合闇属性か鳥獣族を呼ぶ事になるので大して強いチューナーが呼べません。よって、RRと比べてBFがハリファイバーを出せる事はそこまで大きな差別化点にならないと思います。そろそろ感じてきたのではないでしょうか。先攻でワイズを使う限り、BFはRRの劣化にしかならないのです。やはりワイズはRRの為に刷られたカードなのが良く分かりますね。

勿論、他のテーマと混ぜてBFの補強を図る事は可能です。例えば、リンク値を水増しできる鉄獣戦線とBFを混ぜた構築も見かけます。しかし、RRの方がBFより少ない手札でリンク値を稼げる以上、「BFを補強するよりRRを補強する方が良い」という事実は変わりません。また、混ぜ物をすればするほど引いてはいけないカードが増えたり、初手を整える為の闇の誘惑の成功率が下がる故「通れば強いけど通らないから弱い」構築になってしまうのは必然かと思います。


では、BFをRRと差別化させる事は不可能なのでしょうか?
そんな事はありません。
BFにできてRRにできない事、それは「相手の盤面に触れながら展開する事」です。



フルアーマードウィングのコントロール奪取効果やライキリの破壊効果を使った後、ハリファイバーかワイズを出しホークジョーやソハヤに繋げる事で、フルアーマードウィングやライキリを蘇生し再度相手の盤面を荒らす事が可能です。また、先攻展開では闇の強い制圧モンスターが少ないせいで足を引っ張っていたシムーンも、後手であればヴァレルソードやアクセスコード等ワンキル性能が高いカードに繋がる為、2枚で4枚になれる高スペックカードに化けます。特に、シムーン+コストでフルアーマードウィングを2度出し相手のモンスターを2回奪いつつヴァレルソードやアクセスコードを出す動きは、非常に強力だと思います。

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他にも、ハリファイバーからアクセスコードやヴァレルソードに繋ぐ展開も存在します。

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更に、後攻構築にした事の副産物として、初手が5枚から6枚になる為展開に必要なカードが揃う確率が上がります。また、増殖するGを止める為の抹殺の指名者や墓穴の指名者を抜いて最悪の場合Gつっぱする選択肢も生まれるので、メインサイド共に枠が空き構築難易度も下がります。他にも、先攻ではコンボパーツを除外してしまうリスクがある為使い辛かった強欲で貪欲な壺も、後攻なら何が除外されても問題ないので堂々と使えるようになります。そして何より、ライトニングストームやハーピィの羽根帚のような1枚で相手のカードを複数持っていくパワーカードが採用できるので、元のデッキパワーの差をある程度埋める事ができます。また、先攻型BFの弱点の一つでもある「手札を使い切って盤面を作るので突破されたらリソースが残らない」という点が後攻なら気にならないのも良いと思います。まあ、アニメ初登場の時のクロウもワンキルしてましたし、これがイメージ的にも合ってるのかもしれませんね。

総じて、BFは後攻に寄せる事でRRとは違い相手の盤面を荒らしながらの展開が可能になり、初手を揃えやすくしたりパワーカードが積めて戦いやすくなると思います。


今回の記事は以上となります。いかがでしたでしょうか?偉そうに長々と話してきましたが、あくまで僕個人の思っている事なので、勿論これが正解というわけではありません。今回はあ・え・て構築を載せていませんが(あえてね)、思っている事は伝えたつもりなので少しでも皆さんのデッキ構築の参考にしてもらえれば嬉しく思います。勿論、結局BFの初手の要求枚数が多い事に変わりはない訳ですし、BFというテーマ自体ずば抜けて返し性能が高いテーマでもありませんから、1枚から強力な動きを連発してくる環境デッキと渡り合うのは中々難しいと思います。ですが、この辛い時期を一緒に耐えながら新規を待ちましょう。

それでは。
アディオス!


補足:RRのカリユガ展開の一例。BFの最終盤面と異なりカリユガは一滴に怯えることなく制圧が可能です。

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Author:BFヴァーミ
ヨーロッパに留学中の決闘者です。TOP画像は「Wheel Of Fortune」の管理人、DuelAngelさんに描いていただきました。

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